近未来将棋小説 紅に王手

織田八之助が江戸時代と現代を駆け抜ける梵暮ら物語り

音楽&BNNの巻

トン トン


「八之助さんじゃないですか」


後ろを振り向くと 


「お~ 英男じゃないか 来てたのか?」


「はい 久しぶりに音楽が聴きたくなって 来たんですよ


      いや~ 音楽はやっぱり 楽しいですね」


「だな~ 俺も蔵王に行く途中なんだが ちょっと 寄ってみたんだが 賑わってるな」


「賑わってますね 誰と来たんですか?」


「 猿乃助だよ 」


「そんなんですね    BNNありますけど いきますか」


「お~ BNN 良いね~ さっきまで 漆山で漆ジョイントいただいてたんだけどさ


 そっからのBNN ぶっ飛びだな」


「ヒロ☆ポンさんの漆ジョイントですか 良いですね~ もう無いですよね」


「ハッ ハッ ハッ ソリー ソリー 貰っては来なかったよ」


「OKです    はい BNN」



八之助はBNNを嬉しげに頬張った



「俺は今から ギターだから 聴いててちょんまげ」


「 いや~ 漆ジョイントからのBNN で ギター 最高ですね


 義理義理男組のPPMもそろそろ 400を超しそうですよ」


「400のMUDか 420 やばそうだな」


「今夜は凄い夜になりそうですね」



じんわりと BNNが効いてきたのが分かる



焚き火の火の粉が夜空いっぱいに ダンスしている


人々達は梵火をくるくる回り ONEステップしながら 梵踊りを楽しんでいる


そして八之助は星空と火の粉を見ながら ギターの列に並んでいる



音と煙が脳を充満させる リズムが体を揺らし 見える景色 サイケなり