近未来将棋小説 紅に王手

織田八之助が江戸時代と現代を駆け抜ける梵暮ら物語り

バナナマン

「八之助さん 今日 BNNありますよ」


「お~ 英男 」


八之助は英男の肩を叩いた


「BNNか~ 梵とBNNは相性いいからな


 重広さんはBNNいくんでしたっけ?」


「BNN?」


「英男が作ったバナナを乾燥させてやつですよ


 きのこみたいな飛びです」


「あ~ 幻覚系ですか 浮世絵と合いそうだな 軽く頂こうかな」


「はい」


八之助は重広に BNNを半分渡し残りを自分でほうばった



八之助 重広 英男も 太鼓を持ち太鼓の輪に加わった



トン ド ド  トン ド ド


トン ド ド  トン ド ド




太鼓と笛の音色が 微かに響く月明かりの麓 今宵の天楽 良き音なり♪