近未来将棋小説 紅に王手

織田八之助が江戸時代と現代を駆け抜ける梵暮ら物語り

2018年6月のブログ記事

  • 猿飛乃助

    「香車や桂馬はバック出来ない駒でござるからな~  飛び越して どうにかなるか 成る思い」 「ハ ハッ ハ 中々 良い俳句だな  週末 山寺で俳句のワークショップがあるらしいから 猿乃助もいかないか?」 「わー 楽しいそうでござるな 山寺といえば玉コンもあるんじゃないですか  進む道 これが定めと ... 続きをみる

  • 猿+八

    八之助と猿乃助は 夕暮れ時の奥州街道を歩いていた 「八之助さんはどうして 猿の私を好意的に誘ってくれるでござるか?」 「・・・名前が似てるからな」 八之助は江戸ジョークを好んでいた 「それだけでござるか?」 「まぁ 第一に梵好き 第二に温泉好き 第三に将棋好き 第四に蕎麦好き 共通の好きなものがあ... 続きをみる

  • 八+猿

    「猿乃助~ いるか~?」 「八之助さんじゃないですか どうしました?」 「いやな 漆山経由で蔵王に行こうと思うんだが 行かないか?」 「いいでござるね~   温泉♪ 温泉♬  ちょっと 準備してきますでよ ちょっと待ってて下さいな」 「おうよ 将棋と梵は 持って来たからよ」 「はいよ~  将棋♪ ... 続きをみる