近未来将棋小説 紅に王手

織田八之助が江戸時代と現代を駆け抜ける梵暮ら物語り

猿飛乃助

「香車や桂馬はバック出来ない駒でござるからな~


 飛び越して どうにかなるか 成る思い」



「ハ ハッ ハ 中々 良い俳句だな


 週末 山寺で俳句のワークショップがあるらしいから 猿乃助もいかないか?」



「わー 楽しいそうでござるな 山寺といえば玉コンもあるんじゃないですか


 進む道 これが定めと 成る今や」



ぷっは~


「歩む道 先を読めずに 銀共に」



「・・・  八之助さんの俳句は おくが深いでござるな」


「そうでもないぞ 俺は瞬間的イマジネーションで俳句を詠むからな


 俺はある意味 適当が好きなんだ 


 今夜の将棋は 楽しみだな


 漆山までもう少しだ 先をいそごうぞ」