近未来将棋小説 紅に王手

織田八之助が江戸時代と現代を駆け抜ける梵暮ら物語り

宣教師 現れるの巻

ざわ ザワ 


 ザワ ざわ



なにやら周りが煙たい感じになってきた



「また 来てるそうだぞ あの宣教師が」


「この心のざわめき そして心の時めきは 
  
      たまらん   プッハー 」



「プッハー」



   「プッハー」       「プッハー」


 「プッハー」      「プッハー」



祭りの会場中が 梵に包まれた感じになってきた


 義理義理男組の音は煙に押され加速している


「プッハー」



   「プッハー」       「プッハー」


 「プッハー」      「プッハー」



「どうかしたてござるか 皆衆 梵を焚いているが・・・」


「また あの 宣教師が来たらしい 皆 それで 梵を焚いているんだ お前さん 祭りは久しぶりか?」


「久しぶりだな」


「そうか じゃ 初めてか 」


「初めてというか 宣教師? 異国のか?」


「カリブという国から来てるそうだ 宗教の教えも優れているが 音楽のDUBというのが凄いんだ 義理義理男組の音楽をDUBするんだが 梵に相性が良く すこぶる効く まぁ お前さんも梵に火をつけな」



プッ   ハー   


八之助は 梵を深く 深く 溜め込み 夜空にきらめく星を見ながら DUB とはと考えながら ギターの順番を待っていた



「プッハー」



   「プッハー」       「プッハー」


 「プッハー」      「プッハー」



音楽&BNNの巻

トン トン


「八之助さんじゃないですか」


後ろを振り向くと 


「お~ 英男じゃないか 来てたのか?」


「はい 久しぶりに音楽が聴きたくなって 来たんですよ


      いや~ 音楽はやっぱり 楽しいですね」


「だな~ 俺も蔵王に行く途中なんだが ちょっと 寄ってみたんだが 賑わってるな」


「賑わってますね 誰と来たんですか?」


「 猿乃助だよ 」


「そんなんですね    BNNありますけど いきますか」


「お~ BNN 良いね~ さっきまで 漆山で漆ジョイントいただいてたんだけどさ


 そっからのBNN ぶっ飛びだな」


「ヒロ☆ポンさんの漆ジョイントですか 良いですね~ もう無いですよね」


「ハッ ハッ ハッ ソリー ソリー 貰っては来なかったよ」


「OKです    はい BNN」



八之助はBNNを嬉しげに頬張った



「俺は今から ギターだから 聴いててちょんまげ」


「 いや~ 漆ジョイントからのBNN で ギター 最高ですね


 義理義理男組のPPMもそろそろ 400を超しそうですよ」


「400のMUDか 420 やばそうだな」


「今夜は凄い夜になりそうですね」



じんわりと BNNが効いてきたのが分かる



焚き火の火の粉が夜空いっぱいに ダンスしている


人々達は梵火をくるくる回り ONEステップしながら 梵踊りを楽しんでいる


そして八之助は星空と火の粉を見ながら ギターの列に並んでいる



音と煙が脳を充満させる リズムが体を揺らし 見える景色 サイケなり


 

梵踊りの巻

「あの明かりが祭り場のようだな」


「結構な人でござるな」



花小路神社の境内では420人程はいるであろう人々達が音楽に合わせて梵踊りを踊っている


「あそこにいるのは マニラ帰りの皆さんだ


 あそこにいるのは ミートアップルのバターさんだし


 フルスモークの方達も来ているな」



「八之助さんは知り合いが多いでござるな」


「昔 結構来てたからな


   音楽や踊りも梵が示すJAHガイダンスなんだ」


「JAHガイダンスでござるか?」


「そうだ 今夜 猿乃助と旅に出れたのもJAHガイダンスなんだよ


         一服いくか?」


「そうでござるな 一服  でござる」



ぷっは~ 


     プッハー



月明かりは 梵の煙を薄めに透かし 梵の煙は月を薄めに透かした



「今宵の月 綺麗でござるな」


「だな 月明かり 梵と平和が 踊り出す その先に見える希望に 音魂になりけり」



「梵 俳句 将棋 平和 月明かり 音楽 踊り  旅って凄いでござるな」


「旅 それは 心なんだよ」


「こころでござるか」


「そうだ こころだ」




「あの行列は何を並んでるでござるか?」


「あれはギターに並んでいる行列だ 


 義理義理男組は出羽で唯一ギターを持っている音楽隊だ


義理義理男組の奏でるMUDの中で順番にギターを弾かせてもらえる祭りなんだよ


ギターは太陽や月の明かりを循環させ音に拡張させるんだが


あの装置は未来的で 未来から持って来たって噂もあるぐらいなんだ


義理義理男組は黙々とトランスを生み出す PPMが420に達した頃 何かが起こるって噂もある」



「なんか凄いござるな」


「まぁ~な 
  難しい話は後にしてと 
    皆 梵踊りを楽しんでるじゃないか 


猿乃助も踊って来いよ  俺はギターに並ぶから」


「はいでござる HIでござる」



猿乃助は 軽快にONEステップTWOステップしながら 老若男女の奏でるグルーブの輪に溶け込んで行った 



MUD MAXの巻

de de~de ♪   d e de~d ♪



de de~de ♪   d e de~d ♪




「どんどん近づいてるでござるな」




de de~de ♪   d e de~d ♪



de de~de ♪   d e de~d ♪




「わくわくするな 


    de de~de ♪   d e de~d ♪」



八之助は  de de~de をくちぶさみながら   


梵巻きを深く溜め込んだ


ぷっは~  



猿乃助も 深く溜め込んで 星空めがけて  


プッハー



「八之助さん 今夜は驚きの連続でござる


 梵と将棋と星空と音楽がこんないも素敵なものなのて」



「だな 満点の星空と希望の中で 義理義理男組の音のアンサンブル


        義理義理男組も平和を願う音楽隊なんだ」



時は夜空の架け橋か 


羽前千歳の上り坂の頂上から見えた山形の夜景も また良いものだった


「義理義理男組の祭りは 花小路でやってるはずだ もう少しだぞ」



de de~de ♪   d e de~d ♪


少しづつだが 確実に近づいている


de de~de ♪   d e de~d ♪


少しづつだが 確実に脳を揺さぶる


de de~de ♪   d e de~d ♪


少しづつだが 確かに聞える


de de~de ♪   d e de~d ♪


少しづつだか 平和に近づいている気がする


de de~de ♪   d e de~d ♪



MUDの巻き

八之助と猿乃助は歩いていた


「今宵の月は細いの~」


「そうでござるな~ 星が綺麗でござる」



ひゅ~   


「今 流れ星の音が聴こえたぞ 」




「風の音 星の音 そして 心は梵 踊り」


 八之助は ONE ステップ TWO ステップを 戯けてみせた



「ヒロ☆ポンさんの漆ジョイントは最高でござるな~


  今も耳を澄ませば 幾千もの星の鼓動が聴こえてくる感じでござる」


ひゅ~
      ひゅ~     
                    ひゅ~    ひゅー


             ひゅ~   
                              ひゅ~



「ん 聞こえるぞ 微かに 聴こえるぞ 」 





    de de~de ♪   d e de~d ♪



  「これは 義理義理男組のMUDだ」


「義理義理男組でござるか?」


「そうだ 義理義理男組だ 出羽を代表する音楽隊だ


 そうか 今宵は月に一度の義理義理男組の祭りの日かもしれん


 ちょっと 寄ってもよかろうか?」


「プ プ プ 良かろうでござるとも


           温泉の前に 音楽ですな」