近未来将棋小説 紅に王手

織田八之助が江戸時代と現代を駆け抜ける梵暮ら物語り

八+猿

「猿乃助~ いるか~?」





「八之助さんじゃないですか どうしました?」



「いやな 漆山経由で蔵王に行こうと思うんだが 行かないか?」


「いいでござるね~   温泉♪ 温泉♬


 ちょっと 準備してきますでよ ちょっと待ってて下さいな」


「おうよ 将棋と梵は 持って来たからよ」


「はいよ~  将棋♪ 将棋♬ 温泉♪ 温泉♬ 梵 梵 梵 🎶」



「ハッ ハッ ハッ だな」



今日も夕陽は 静かに 赤く 沈んでいくところだ