近未来将棋小説 紅に王手

織田八之助が江戸時代と現代を駆け抜ける梵暮ら物語り

2018年7月のブログ記事

  • 遊郭ブルース

    「お兄さん方 いっしゃいませ~ 遊んでいきなさいよ~」 「よっ サムライさん ちょと見てってくださいよ」 天童から漆山へ 橋を渡るとその道沿いにちょっとした遊郭があったのであった 「八之助さん 漆山は凄いでござるな」 「そうか 猿乃助 天童の方が凄いだろ いった時ないか?」 「ないでござる」 「・... 続きをみる

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  • 漆山ブルース

    ふと小さな丘の懐から見えた町の光は漆山だろう 夕暮れ沈む静かな町並み ほんのりと漆の匂いが漂う町だ 「猿乃助 漆山見えたぞ」 「あそこでござるか あともう一踏ん張りでござるな」 「麻倉漆山店は町の中心にある 美味い飯屋もあるぞ」 「わ~い 楽しみでござる もうひとつ俳句を読んでみるでござる  漆山... 続きをみる