路上の格闘技
「ちょっと 待ちんなまし この辺じゃ見かけね~顔だな」
「ほっといておくなまし 名も無き旅人でござんすよ」
「・・・おぬし 薩摩の男か」
「・・・それが どうか いたしましたか たとえば おいどんが薩摩者だとしたら」
「聞き捨てならん ここは武士の情け 将棋で勝負をつけようぞ」
「うけてたつ ばってんが」
この時代 路上での喧嘩は将棋が一般的だった
「7 六 歩」
「そうきたか 薩摩者よ 3 四 歩」
「フッ 受けてたつごわす」
突如 路上で始まる命をかけた1局にプライドをかけた男達の時代でもある
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。