近未来将棋小説 紅に王手

織田八之助が江戸時代と現代を駆け抜ける梵暮ら物語り

4:20

八之助は駒彫の内職を4:00に切り上げた


カッパと猿乃助と4:20に 城下町の人気の蕎麦屋舞鶴で待ち合わせをしていた


今夜は維新天楽隊の練習の日だが まずは 腹ごしらえ 恒例だ


舞鶴の店主78は 八之助の同年代で昔から知る良し身だ



「いらっしゃいませ~」


「どうもっすでござる」


「どもども」


「どうもっす」


「お 八之助御一行様じゃないですか いつもありがとさまね


 何にします」


「んじゃ いつもの ハッピー蕎麦3つ」


「はいよ」



トントン タカタカ トンタカタ




「はい おまち~   あっ」




「そんな バナナでござる」